日本でもっともウェブマーケティングで結果を出している
ferretのコンテンツマーケティングのセミナーに参加してきました。
(当時:2016年9月18日)
ウェブマーケッターとしては非常に参考になり、はじ三にも一部適用できます。
テクニックなど細かな内容については省略し、はじ三でも施策するべき内容をまとめたのをシェアします。
長文になってしまいますが、極力ポイントのみ抑えています。
【ferretの立ち上げ当初】
ferret:
日本最大級のメディアferret(ウェブサイト)はゼロから2年で会員32万人、月間250万PV、
広告費0円でどうやって成長できたのか。
当初は4名で立ち上げた、ポジションが編集長・副編集長・ライター・SEO担当の4名。
この4名全員で自分の得意分野を執筆し続けて記事を重ね続けた。
しっかりとペルソナ設定(ターゲット層)を行えば
30記事~100記事で最短90日でトラフィックがあがってくる。
これをペルソナを決定せずに生地を量産すればするほど、
無駄が多くその分コンバージョン(成約率)が結びづらい。
※トラフィックがあがる理由などは省略します。
【ferretのKPI設定】
KPIとは目標達成に使う指標のことです。
ferretの目標設定は「PV数」や「売り上げ」でもなく
「サイトに訪れた新規ユーザー数」をKPIにしています。
その理由とは、新規ユーザーが増えていけば自然とPVも上がり
ペルソナが一致すれば成約率も上がるから。
【ferretのKPIの考え方】
『ferretのKPIは新規ユーザー数』のみを意識している。
良い記事さえ書いていればバイラルされて、
新規ユーザー数が多くなり、それがGoogleから評価される。
【ferretがPVをKPIに設定しない理由】
PVをKPIにしてしまうと、どうしてもPVを追いすぎてウェブ運営者は疲弊してしまう。
なので、継続的に行うにはPVを追いかけるよりも
「新規ユーザー数」を目標にしたほうが精神的にもよい。
ウェブサイトのKPIは正解はなく、
そのメディアの個性や考え方にもよるので、あくまでもferretのKPIは参考にする。
【はじめての三国志のKPI設定】
はじ三のKPIは、
「一人あたりの観覧数が3PVと5PV」「PV」
の2つをKPI設定をしています。
今後は「新規読者数」と「一人あたりの観覧数が3PVと5PV」をKPIにし
KGI(目標ゴール)をPVという考えにします。
2016年10月からのはじめての三国志の運営は
KGI(目標ゴール:PV数)
KPI(ゴールを達成するための過程指標:新規読者獲得)
KPI(ゴールを達成するための過程指標:一人あたりの観覧数が3PVと5PV)
で行いKPIの目標が達成されれば、自然とPVが増えていきます。
直近5ヶ月間ははじ三は50万PVあたりをウロウロしており
8月にやっと月間60万PVを達成しました。
この5ヶ月間は一緒にPVを測定しているkawauso氏と代表おとぼけも精神的に負担になっているところがありました。
今後はPVをKPIではなくKGIに設定をしてKPIを達成できるよう取り組んでいきます。
※KGI:目的を達成できたかどうかを計測する指標
※KPI:目的を達成するための過程をクリアできているかを計測する指標
【ペルソナ設定について】
ferretのペルソナ設定については下記です。
・多くのユーザーではなく収益を生むユーザーに絞ってアプローチをする。
はじ三では、【三国志に興味を持っている層】をペルソナに設定しています。
もともと三国志に興味を持っている層も幅広いですが、
母数が限られているため現在は、キングダムといった春秋戦国時代、
真田丸、西洋歴史と幅広く取り扱っており、
入り口となる記事(コンテンツ)を製作し、窓口を増やしている段階です。
はじ三が想定しているペルソナとズレが生じてないか、
確認方法については今回は割愛させていただきます。
(また後日、ペルソナ等については再設定および修正する際にシェアします)
【メディア運営の収益について】
現在は、はじ三は収益よりも、媒体の成長(投資)をしている段階であり毎月赤字で運営をしております。
一般的に他大手メディアも当初は赤字で運営をして、間違いない施策を行えば毎月PVも上がり
媒体としての価値も上がっていきます。(クックパッドさんは10年間赤字で今に至ります)
ferretを運営している株式会社ベーシックも22ジャンル・50サイトを自社運営しています。
phocase フォケース
そのうちのphocase フォケース
月間320万PV 広告費0円で2年半数億円の赤字で、今期から黒字に転換化し
赤字回収をしている段階です。
他媒体や企業によっては、「コンテンツマーケティング」の定義が
それぞれ変わっています。「はじめての三国志」も各媒体のKPI設定などを
参考にし独自の「コンテンツマーケティング」を構築していきます。
※こちらの文章は2016年9月18日に、
はじめての三国志運営メンバーに共有した文の転載になります。
文:はじめての三国志主宰・おとぼけ